Columns / Tips

コラム

2019/02/16

キャリアの棚卸し

職活動において、最も重要なことは自分のキャリアの棚卸しと言っても過言ではありません。
企業は、即戦力を求めています。明日からうちでバリバリ働いてくれそうかどうか、ニーズにマッチしたキャリアかどうかをシビアに判断されるのです。自分の強みや、価値を明確にアピールするために、これまでのキャリアをしっかり棚卸し、自己評価をしてみましょう。

●職務経歴を洗い出す
新卒から直近に至る職務経歴を整理します。
A社ではどの部門でどんな業務をしてきたか。何がハイライトか。何を達成できたか。強みとなる経験は何か。B社では、C社では?書き出して、自分の強みを見つけます。

●職務経歴の整理
それを会社別にまとめると、A社で営業職で〇年、B社で営業リーダー職として〇年と整理できます。ここで大事なことは、「営業課長3年」ではなく、課長となって、達成したこと、例えば、部門の売上を〇%成長させた、新規クライアントを〇社から〇社に増やした、部下管理・育成をして、組織をまとめた、など具体的な記述です。課長は仕事の内容でなく、肩書です。「課長」という仕事はありません。「課長」は、あくまでこれまでの業務をされたことの評価、結果と考えてみてください。

〇%成長させた。という記述の次に、「どうやって」を伝える必要があります。どういうやり方で伸ばしたのか?ここが企業が一番聞きたいポイントです。具体的な成功例を盛り込み、うちの会社でも、売上を伸ばしてくれそうかをイメージさせるのです。

●職務経歴のサマリー・概要をまとめる
自分のキャリアを整理したら、会社ごとの職務経歴とは別に、自分の強み、価値をまとめます。営業でも、リテールに強いのか、新規開拓に強いのか。マーケティングでも、プロダクト寄りか、コミュニケーション寄りか。それを、箇条書きでまとめます。
今後どちらの方向に行きたいのか、どういうキャリアを積み上げていきたいのかによってまとめ方が異なります。
サマリーは冒頭にあるため、忙しく時間のない人事の方が一番最初に目につきやすい場所です。サマリーで整理しておくと、面接のときも、頭が整理され、その通りに自分の経歴の説明がしやくなります。