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コラム

2019/02/28

外資系で働くこと

外資系で働くということ。どんなイメージをお持ちでしょうか?実力主義でギスギスした雰囲気?英語ができないと転職できない?仕事ができないと簡単にクビになる?サラリーが高い?

●実力主義
外資系企業は、それぞれのポジションごとに職務(Job Description)が決まっています。それに基づき、自分の職務を全うしているかが厳しく問われます。付き合いで残業はありません。自分の守備範囲で成果を出せるかがポイントです。成果に基づき、評価され、昇進や昇給が決められます。その成果は、目標設定で年度のはじめに、上司と部下で合意して、作成し、定期的に達成度を確認します。
それに加え、管理職は、部下のマネージメント、本社との関係づくりが重要な任務です。
一人ひとり職務が違うため、終わる時間も異なり、さあ、みんなで飲みに行こう、という流れにはなりにくいかもしれません。

●英語力
会社や部署によって大きく異なります。国内営業部門であれば、取引先は日本人ですから、日本語でOKなところが多いかと思います。本社からビジターが来たときに、マーケットビジットのアテンドがあることがありますので、英語ができた方がポイントが高くなります。マーケティングやロジスティクス、MDなどは本社とやりとりするのが日常的ですので、営業部門よりもずっと高い英語力が要求されます。
TOEICで750点以上はひとつの目安。外資系で英語ができないと、入社した時のポジションより昇格することは難しいかもしれませんね。トップに近いほど、本社とのやりとりも増えます。英語はできるに越したことはありませんので、是非学んでおきましょう。

●簡単に首切り?
外資系企業でありますが、日本にある以上日本の法律に従うこととなります。そんなに簡単に社員を首切りはできないと言ってよいでしょう。一般的な年功序列型の日本企業に比べればいくらか可能性は高いかもしれませんが、職務を全うし、パフォーマンスをあげていれば心配することはありません。
日本企業のように閑職や窓際に追いやられ、精神を病んでしまうより、はっきり言い渡され、退職金積み増しで転職する方が、ドライではありますが、すっきりしているという考えもあるかもしれません。
事業撤退などの場合は、外資系に限らず可能性はゼロではありません。

●サラリーレベルや休暇は?
会社やポジションにもよりますので、一概には言えませんが、同世代で同様の職業に就いている人と比べると多少いいかもしれません。英語ができるできないで、サラリーも異なります。退職金は、制度としてある会社、月給に含まれている会社等ありますので、事前に確認しましょう。
有給休暇など、日本企業に比べて取得しやすい会社が多く、本社に合わせ、夏休み、年末年始など、まとまって休みを取る人も多いようです。周りに気づかいして休暇取得しにくいということはないことが多いと思います。